叶わないと分かってるのに




ジリリリリリリ。


目覚ましが鳴る。



うるさいな・・・


いつものように起き上がろうとしても

体が重くて上がらない。



しかもすごく寒気がする。



「鈴蘭~起きなさい~」

お母さんの声がする。


でも、大きな声が出せない。


すごく喉が痛い。



ガチャ。



部屋のドアが開く。


「鈴蘭?どうしたの?」


「体が・・・・お・・・もい・・・」



「え?風邪かしら?待ってね、体温計取ってくるから」