「ね、ねぇ兄ちゃん。そんなことよりさ……コレ!!」 急に慌ただしく声をかけてきたのは、ずっとパンフレットを読んでいた拓海。 「どういうこと!!? 全寮制って!!!!」 「……は?」 ゼンリョウセイ? ゼンリョウセイって……何だ? ……全寮制!!!!? 「全寮制ィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!?」