なんで!?
洸と一緒にいるから、相乗効果?
それとも、あたしも本当は素材はよかった!?
「……本当、かっこいいんだね。
私、初めて見たけど……イイかも」
「でしょ? イケメンだよねー……」
そんな噂話は聞こえてなかった。
「アズ! 私たち同じクラスだよ。
1年2組」
先にクラス表を見に行った洸があたしを呼んでくれる。
「え、本当!?」
見てみると、如月洸の2個下に桜木梓の名前があった。
一クラス20人の、9クラス制。
少人数、多クラスで授業を進めるみたい。
お金があるから、先生もたくさん手配できるのだろう。
