しかし、その刹那。 「え、洸様!?」 「梓様もいるみたい」 「どこ、え、後ろー?」 「へっ……!? な、何……?」 急に騒がしくなる。 洸を見てキャーキャー言うのはわかるけど、なんであたしも……!? もしかしてあたし、洸と同格……!? 洸と同じ立場にいれますか!? 「洸様、梓様、どうぞ前へ!」 「先にご覧ください」 そう言ってみんなが道を明けてくれる。 ありがとう、なんて言って見に行く洸に従って、あたしもありがたくクラス表を見に行く。 ただし洸とは反対におどおどしながら。