ぎゃんぎゃん騒ぎまくるあたし。 洸がだんだんいらいらしてきてるのがわかったけれど、とても止まれそうにない。 すると突然、視界が暗くなった。 目の前に、洸の顔。 「いい加減にしねェと……口、塞ぐけど」 「…………、え?」 数センチの距離にある、整った洸の顔。 鼻と鼻がくっついている。 状況が理解できない、だけど体は正直で、どんどん顔が熱くなる。