ひみつのルームメイト



それを機に技から抜け出した「自称」洸は、そのカツラをかぶった。



すると……。




「……ウソ」




さっきまで一緒に部屋にいた美少女。


長いサラサラとした髪に、くるりと上を向いたまつ毛。




……洸だ…………。




「……信じた?」



こうしてみると、声も同じ。


あたしは呆然としたまま頷いた。



次の瞬間あたしの思考回路を巡ったのは……。