「……と、深谷もうるさいので……合い席してもよろしいですか?」
「え、あ……」
あたしは、ぜんぜんいいけど。
むしろ、この二人好きだし!
でも……洸は、さっきの態度的に……。
チラ、と洸を見る。
その目は鋭く、興絽さんを睨んでいた。
やっぱり、嫌なのかな。
そう思ったら……。
「えぇ、構いませんよ。
大人数のほうが楽しいですから」
にこり、と貼り付けた笑顔で言う洸。
洸は興絽さんと……どんな関係なんだ?
本当に……敵対している目に見える。
「うわぁお、やったぁ!
で、お名前は! キサラギ……?」
「如月、洸です。サンズイに光るで……」
……深谷君、空気ぶち壊し。

