え、とアズが顔を曇らせた。 「紺さんって……お姉さんだったんだ」 でも俺は話し続ける。 俺たちが中学に上がったころは、 毎日本当に楽しかったんだ。 あいつは毎日のように自分の彼氏を自慢してくるし。 でもそんな中、突然父さんが死んだんだ。 ……ライバル会社のからの暗殺。 それから、母さんが荒れだした。 無理やりあいつにデザインを書かせたり、 なんとか父さんが作った会社を終わらせまいと必死だったんだ。 そんな母さんに俺は反発を覚えた。