ひみつのルームメイト



「今のは……白組全員からのです」


「……!?」



「今日一日で、白組に散々してきたこと。
 ……そのお返しだと思って?
 
 それで全部解決するはずだよ」



洸は、もう一度だけ笑顔を見せて、まっすぐこっちに戻ってきた。


「……それで、いいよね?
 みんな」


そして、白組一人一人と目を合わせていった。




「何よ……今ので私が、今日一日の罪を償えたとでも言うの!?」


『そ、そうだ! だから私が責任を負うと……!』



「その発想が間違ってる!」



洸は今度は、副理事長に向かって叫びだした。