全部で8人並んだこのレース。 紅白で男女二人ずつ。 この7人に勝てばいいってわけだ。 「位置についてー……用意」 パァン、とピストルの音が鳴り響いた。 頑張れー、と声が聞こえる。 スタートダッシュが命のあたしは、先頭へ踏み出した。 グラウンドを一周して、そのまま外に出る。 外では一定の間隔ごとに案内してくれる人がいるので、コースアウトの心配もない。 「へへっ、赤組のやつら、遅いじゃん」 赤組どころか白組の人も見えないけど。 真っ先に外に出たあたしの周りに人はいなかった。