そして数分後。
ホイッスルと共に、ゲームが終わった。
興絽さん率いる白組は……奮闘したけれど、残念ながら負けてしまった。
赤組はチームのほとんどがサッカー部員だったらしい。
「えー何それ。ちょっと卑怯じゃない?」
そんな声がチラホラしたけれど、それが向こうの戦略なら仕方ない。
とりあえず、次の女子サッカーで巻き返せばいいんだ!
「アズ様! 頑張ってきてくださいね。
ぶっちぎりで勝っちゃってください!」
「おう、任せろ!」
……なんて、満面の笑みで言ったのに。
ゲーム後のあたしには、そのときの笑顔はもうなかった。

