……どうやら、あたしは愛想笑いが本当に苦手らしい。
沙織やみんなに無駄な心配かけて……バカみたいだ。
「……ごめんね。
でも、ただのケンカだから! すぐ、仲直りするって」
「……元気、出してくださいね」
……やっぱりあたしは愛想笑いが苦手らしい。
……そのとき。
「きゃあああっ、アズ様!!!」
沙織の悲鳴が聞こえて、次の瞬間襲い掛かってきた鈍い痛み。
「あ痛ッ」
……正直、そんな悲鳴上げるほど痛くなかった故出た一言。
左の頭に何かが当たった。
そして左に何か物陰を感じたので見てみたら……それはサッカーボール。
今試合で使っているものだろう。

