ひみつのルームメイト




それなのに返ってきたのは低い声。


あたしと目も合わせようとしない。




頭にカァっと血が上った。


なんなんだ、この気持ちは。


……むしゃくしゃする。




「言えない、じゃねェよ! ルームメイトは何事も連帯責任、そう言ったのお前じゃねェか!
 隠し事なんてすんなよ! あたしはルームメイトだろ!」


「そうだ、たかがルームメイトだ!!!!」





……耳の奥が、キィンと鳴った。



タカガルームメイト



洸の一言が無機質な声になって、あたしの頭の中でリフレインされる。




「なん……だって……?」



タカガルームメイト



……洸はあたしをそんな風に見てたのか。