……って、あたしは何を考えているんだ! こんな変態で自己チューな男なんて、別に退学になっても関係ないし!! 「じゃ、アズ、行こっか。おいしいお店連れてったげる」 「……うん」 今度は完璧に女の子になってあたしを誘う。 そんな可愛く笑われたら……YES以外答えられないし。 「……ここだよ」 「へぇ、けっこう近いんだ」 喋りながら歩いてだいたい20分。 あしぇっと、といお洒落な外装のお店に連れてこられた。