「え……お前、行けんの? 道端でぶっ倒れられたら、俺困るけど」
「大丈夫! 根性で!!」
水分しっかり取れば、そんな暑くもないし。
「それに、せっかく服代洸が半分出してくれるのに。
今日行かない手はないでしょ!」
「あー……そんな約束してたなー……」
絶対日にち置くと、約束なかったことにされる。
「とにかく! 行く。絶対行く。ね、行こ?」
洸に縋り付いて悲願する。
洸に服選んでもらったら、間違いないし!
「いや、アズが行けるんなら……いいけど。
じゃ、お互い準備が出来たら行こうか。そんでお昼どっかで食べて……ちょうどいい時間じゃない?」
「うん、分かった。じゃあたし、着替えてくる!」