「ちょっと待ってよ……。
なんか解決策ないわけ……!?」
「ごめん。ない」
さらりと断言する洸。
どうやら本当に微塵も気にしてないらしい。
そうすると、なんかあたしだけが意識してるみたいで。
洸だけ余裕で、恥ずかしかったり、悔しかったり。
「ー……ッ! 分かったよ……行ってやるよ!
その代わり! 明日あたしの服、半額出してよ!」
「げぇっ……! ……まぁ、分かったよ」
半ば果し合いを受けるように承諾した。
「……いい? 絶対、絶ッ対に体見えないようにしておいてよ。
変な真似したら、寮長と学園長に言いつけるからね!」
「いや、寮長か学園長どっちかでいいと思うけど……あぁ、分かったよ」

