昨夜は舞衣の手紙を読みながら


寝ちゃったみたい。


手元には舞衣の手紙と写真の封筒。


舞衣にもいつか見せてあげたいな。


私の小さい頃の写真。


だから舞衣、よく分からないけど


いつか会えるように頑張ろうね。



「空来、起きてる?」


「うん!」



お母さんの声はいつもと同じ。


良かった。


普段の家族だ。



「よし!」



鞄には田中くんがくれたストラップ。


手帳には舞衣の手紙。


これで私は毎日頑張れる。


私のお守りだね。



「おはよう」


「おはよう」



やっぱりお父さんは起きていて


テーブルについていた。