「う・・・ふぇ・・・」


「空来・・・」



空来は泣き始めた。



「舞衣の馬鹿ぁー!!」



それも大声で。


1日で泣けて良かったと思う。


これが何日も続いたら


空来はもっと辛くなってた。


安藤、空来はきっと大丈夫。


俺と春馬で約束通り守るよ。


だから、安藤も空来との約束


ちゃんと守れるように頑張れ。


いや、頑張らなくて良いよ。


ゆっくりで良いから安心して。


自分のことを1番に考えて


体をしっかり休めろよな。



「空来、帰ろ?


おばさん心配してるよ」


「うん。ごめんね。田中くん


牧野くん、ありがとう」



空来はやっと笑顔になった。