あれから、シュンの電話が減った。
私は、シュンの気持ちなんか考えないで
電話をくれない、シュンに
怒りと不安が出てきた。
【私は、こんな所に、一人でいるのに!シュンは、遊び回ってんだ!】
【もしかして、このまま、連絡来ないの?別れちゃうの?】
【他に好きな、できちゃった?】
そんな怒りと不安が、入り交じっていた。
私の行いで、ここに居るのに
私は、シュンを責める、最低な考えをしていた。
そんな様子を見た、さっちゃんは
『リエ。大丈夫?』
と心配していた。
さっちゃんに、シュンとの話をした。
さっちゃんは
『バイトで忙しいんだよ。』
とフォローしてくれたりした。
でも。シュンは
バイトの忙しい中でも、時間がある時は、電話をくれていた。
こんなに、何日も空いた事なんかない。
私は、たまらず
シュンの自宅に電話をしてみた。
でも。
誰も出なかった。
【電話がくるまで待とう。】
と思った。
しばらくしてから
シュンから電話がやっときた。
私は
普段の様にシュンに話かける。
でも、シュンは
少し、暗い感じで、いつもと違っていた。
私は、シュンに
「どうしたの?元気ないね。」
と問いかけた。
シュンは
「…………。うん。」
「あのさー。考えてた事あるんだけど。」
私は
「なに?」
と聞いたら
シュンが
「俺たち、やっぱり別れよう。」
シュンの言葉にびっくりした。
私は
「なんで?どうしたの?」
と聞いたら、シュンは
「リエの友達たちが、地元の先輩等とツキアッテンだって。」
私は
「うん。だから?」
と聞くと、シュンは
「お前も、帰って来たら、友達なんかと遊ぶだろ?そしたら、その地元の先輩等と遊び出して、リエが、そっちの方がよくなるんじゃねーかな。って気がした。」
「だから。そうなる前に、別れよう。」
バカじゃない!
私は、シュンに怒りをぶつけた!
「なに。勝手に決めつけてるの?!そーなるなんて、決まってないじゃん!私が、あの時、シュンに『やり直したい。』って言ったの覚えてないの?軽い気持ちで言ったんじゃないんだから。」
私は、シュンに思った事
頭に来た事を言った。
シュンは
「俺だって、そんな事ない!って信じてるよ!でも。俺の地元の友達に話したら、『間違いなく。他が良く見えるな!年下なんて、やめとけよ!』って言われたりさ。」
シュンは
私の事を、自分の地元の友達に相談したみたいだった。
それを聞いた私は、余計に頭にきて
「はっ?なら。いーよ!わかった!私の話を聞かないで、地元の友達に言われた事を信じて、聞くなら。」
私は、本当に悔しくて、頭に来て
電話を一方的に切った!
初めての大きな喧嘩だった。
私の悔しさは
電話を切っただけじゃおさまらなくて。
地元の先輩に電話をして
相談、話をした。
先輩は
『バカだな。二人共。リエも素直に話せば良かったじゃんかよ!』
と何故か叱られた。
私は
「だって、おかしくない?意味わかんない。友達に言われたからって、別れようなんて。あり得ないでしょ。」
と先輩に愚痴っていた。
先輩は
『俺が、シュンさんに電話してやろうか?』
とまで言ってくれたけど。
私は。
「いーよー!もう、話もしたくない。」
と先輩に言った。
先輩は
『俺から、シュンさんに話をして欲しくて、俺に電話してきたんだろう?』
と先輩は、痛いところを突いてきた。
私は
「違うよ!ただ。話を聞いて欲しかっただけだから。絶対、シュンに言わなくていーからね!」
と先輩にクギをさして言った。
先輩は、電話を切る前に
『シュンさんと、リエは、大丈夫だよ!また、なんかあったら、電話ちょーだいよ。』
と言って電話を切った。
その日の夜。
シュンから電話がきた。
でも。私は、シュンと話するのがイヤで
電話には、出なかった。
それでも、シュンは
一時間おきに電話をしてきた。
何度か、電話に出なかった。
また。電話…………。
さすがに、さっちゃんが
『リエ。もう、電話出てあげなよ。何回も電話きてるよ。』
とさっちゃんに言われたけど
私は
「出ない!」
と意地になって言った。
でも。さっちゃんは勝手に電話に出て
私に。
『出なよ!』
「出ない!」
『出な!電話繋がってる!』
「いー。出たくない!」
『聞こえてるよ……。』
「知らないよ!出ないって言ってんじゃん。」
そんな、さっちゃんとの言い合いのやり取りを、シュンは、全部聞いていた。
それでも、どっちも受話器を置かない。
さっちゃんは
『ここ。置いとくからね!』
と言って、受話器を置いて自分の部屋へ行っちゃった。
私は
【どーしよう。】
と思いながら、受話器を取り、耳にあてた。
まだ、シュンは、電話を切っていない。
私は、そのまま、 受話器を耳に当てたままでいたら、シュンが
「リエ。ごめんな。俺が間違ってた。」
というシュンの声が聞こえた。
私は 、聞こえなかった振りをして
「もしもし。」
と返事をした。
シュンは
「リエ!ごめん!俺が間違ってたよ!そーだよな。リエは、大丈夫だよな。信じなかった事、謝るよ!本当にごめん。」
シュンは、必死に謝ってくれていた。
私は
「昼間、先輩に電話して相談しちゃったよ。」
て事を話した。
シュンは
「うん。聞いた。」
と言っていた。
私は 【しゃべったんだー!】 と思い
シュンに
「何、言われた?」
て聞いたら、シュンは
「ただ。『リエから電話があって、怒ってたよ。』ぐらいしか、聞いてないよ。」
「あっ!『あと、シュンさんが、リエを信じてあげられねーで。どーするの?リエには、シュンさんしか居ないんですよ!』って叱られたわ。」
て言っていた。
シュンは
「そーだよな。リエには、俺しか居ないよな。俺が信じてやらねーで、どーすんだよな。俺、バカだったよ!」
「ごめん。許してくれるか?」
私は、シュンの一生懸命、熱く話してくる言葉に
「うん。もう。いーよ。大丈夫!」
「でも。また、そんな変な考えと、友達に言われたからって。やめてよ!」
と言った。
シュンは
「うん。本当にごめん。」
「もう、一度言うな。」
「大好きだよ。俺と付き合ってください。」
「うん。」
これで。シュンの思い込みも溶けて
しなくてもいい
バカな喧嘩をした日だった。
