『責任とりなさいよ!』
『はい?』
『私を惚れさせた責任!』
『え…まじ…?俺が好きなの?』
そう言うと胸を叩かれた。
『イテッ!!』
『さっきから、そう言ってるでしょ!?理解力ないのね!!』
いや、分かんないでしょ。
俺が鈍感なだけなの?
白山さんはフンッといい、そっぽを向く。
『白山さん…俺『美雨菜』』
『美雨菜って言うまでそっち向かない。』
…。
俺は白山さんの後ろまで一歩一歩と近づく。
そして、白山さんの華奢な肩に手を置き、耳元で呟いた。
『美雨菜』
『…っ!?』
バッと振り返った白や…美雨菜は耳まで真っ赤で口をパクパクさせていた。


