『え、誰々??』
興味津々な美亜里ちゃん。
君にそっくりな女の子なんだよ。
性格は違うけどな。
『1こ下。後輩だよ。』
すると意外そうな顔をした。瑠樹が。
『まじか。年上好きそうなのにな。お前。』
だろうな。
実際、年下に手ぇ出した事ないし。
『何て名前?』
『杉田葵。生意気な女。』
『ふーん。』
ありえねぇ。
俺がこんな事…言うなんて。
なぁ?いつになったら会いに来る?
俺は今すぐ会いてぇ。
『葵ちゃーん…』
『きも。』
…この声、瑠樹じゃねぇ。
女の声だ。
でも美亜里ちゃんが言うはずねぇし。
だとしたら…
『女に飢えてんの??寂しいのね。』
『黙れクソ女』
柊空。学校は美亜里ちゃん達と同じだから他校。同級生で美人なくせに毒舌。で、俺の天敵。
だってこいつ、俺にめちゃくちゃ愛想悪いんだぞ?
だから俺もキライ。
子供だとか思うなよ。


