あたしは真底ムカついてカバンを強引に奪い取ると思いっきり蹴りを入れた。 『…って!!!!何すんだ!!』 蹴られたところを擦りながら睨んでくる蓮夜。 『あんたにとって、あたしのパンチがヘナチョコならキックもヘナチョコなんでしょ?』 そして蓮夜と同じように鼻で笑ってやった。 ふっ。ざまーみろ。 怒りで顔を赤くしている蓮夜。 『じゃ。別に家まで送ってもらわなくてもいいから。蓮夜サン♪』 そう言って立ち去る。 あー。いいきみ♪