「ねぇ…輝
 吸血鬼と人は分かり合えるよね?
 ………私達は大丈夫だよね?」


優梨の声が震えているのが分かった


優梨を優しく抱きしめる


「僕達は大丈夫だよ
 何も心配なんて必要ないから」


吸血鬼と人が分かり合えるかはまだ分からない


けど、僕が優梨を愛してるのは紛れもない事実だから


ごめん、優梨
今の僕にはコレが精一杯の返事だった