「当たり前だろ? 身長みたいに手だって足だって成長してるの。 お前だって……… ごめん。そんなに変わってなかった」 私の顔より下を見て言う葵… その顔は、どうしてもからかっている顔で……… 私も葵の目線に合わせて自分の身体を見て、 『ハッ』と気が付いた途端に胸元に手を持っていきクロスした。 葵の言いたい事が分かって、 顔がカッと熱くなり、口をパクパクさせる。 これは『照れ』でも『惚れ』でもない。 「貧乳って言いたいの!?葵馬鹿!!」 それは『恥じ』だ。