猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「ばらさない代わりに、呼んだら必ず来ること、うちきて飯作ること。」

いつのまにかご飯を食べ終えた圭人は、驚きではしの進まない私の隣に来てまたもや頭を撫でた。


「おいで、猫ちゃん」

もう抗うすべが思いつかなくて、こくりと頷いて残りのご飯を食べ進めた。
…ご飯を褒められるのが嬉しかったのもあるのは内緒だぞ。


その様子を見て満足そうな圭人の表情は翠からは見えなかった。