ご飯の匂いじゃねぇけどな。 明らかに香水の香りだ。 一瞬三上の顔が頭に浮かんだが、そんなはずないと打ち消した。 「おじゃましまーす」 「ちょっ!」 許可もなく入室。 なんで学校にいねぇのか確かめたいしな。 なんだか離れたくないという気持ちは見て見ぬ振りをした。