そっとそばに落ちている本を拾い上げて開くと 「洋書じゃねぇか…。」 世界最古の恋愛小説といわれている嵐ヶ丘だった。 なんで知ってるのかといえば、教養に必要だと叩き込まれたから。 俺はこれでも雅ホールディングスの跡継ぎ。 そんな俺が族の総長なんかやってられるのは、高校生の間まで認められている本当の自由。 ぱらぱらと読むと難しいなと感じる。 この女こんなの読んでるのか…