猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「うま。」

そう言ってもくもくと食べる圭人。
うん、基本は無口なのね、やっぱり。

「そりゃどーも。」

そっけなく返すけど、やっぱり嬉しい。

「食べたら、シャワー浴びてきたら。」

そう言いながらおかわりしたそうな圭人のお茶碗を取り上げてご飯をよそって返すと、嬉しそう。


…可愛いんですけど。
おもわず頭を撫でちゃう私はどうかしてる。
関わろうとしないのは私だったのに。
今日だけって。今日だけだもん。

「子供扱いするな。」

「じゃあ猫扱いするな。」

「やだね。にゃー、ほれ言ってみ?」

「言うわけないだろ!」

全く調子狂う。