猫を離せない総長さんの話Ⅰ



エロ男め…
そんなことを考えて時計を確認する。

10時5分

「あ。遅刻。学校…。」

いやダメよ。
私が今までせっかく演じてきたのだからこのまま登校できないし。

あの男にバラすなんてもってのほか。

しかし怪我人に帰れとも言えないし。
…けが人と言えるかは謎だけれど。


「何気ピンチじゃない。」


…どうしよう。

とりあえずすっかり覚めた頭をフル回転させながら、朝食の準備をする。


自分以外の朝ごはん作るなんて初めてだなー。
そんなことを寄り道して考えたりして、いつの間にか朝ごはんが出来上がった。