猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「あ、おいっばか。大丈夫か?」

てっきりバカにされると思ったのに、慌てたように私を覗き込むから。

「お前、意外と世話焼きというか、なんというか…」

呆れつつ、お前一応けが人なんだ、寝ろ。と言って無理やりベッドに寝かした。


…あれだけ強く頭打たれて大丈夫なわけないよな。


ほら、脳内出血的な?
朝起きたらしんでたとか…本当勘弁だし…


「仕方が無いな。」

そう呟いた私はお風呂に入って、ベッドでねむる雅圭人の傍で眠った。


なんで自らこんなに世話を焼いているのかは、考えないようにしながら。