「じゃあ、いこうか。」

そんな女子には慣れていそうなこの無駄にイケチャラ教師は、何の反応も見せず職員室をでた。


「ゆうじせーんせい、彼女いるんですかー♡?」

…キモい。
だが、これは私だぞ、始めが肝心なんだ。


「んあー?いないよー、って何を聞いてるんだ、あんまからかうなよー?」

笑顔で何遍も繰り返してきたであろう会話を紡ぐイケチャラ教師。