猫を離せない総長さんの話Ⅰ



あの男、頭殴られたのか?


「おい、お前、しっかりしろ。」


私は思わず駆けつけて声をかけた。
尻軽女を演じる必要もないしな。


「…構うな。……っ。」

構うなって…
そんな倒れそうで言われても説得力がない。


「フラフラじゃないか、お前、家は。」


「…こっから遠い。」

「…とりあえず病院へ「ダメだ。」」


「なぜ。」