「失礼します。」 そう言った圭人にエスコートされて、真っ赤な顔で某然とする七瀬息子を置いてその場を離れる。 しっかりと腰に手を回したまま恭しくエスコートされて。 ホール全員の注目を集めてるって言っても過言じゃないと思う。 「け、圭人。どういうこと?」 「ん。翠、会いたかった。」 いつもの圭人…。 人の話を聞かないところとか。 「説明あと、こっち。」 そういってつれてかれたのは。