七瀬息子はなぜか顔を真っ赤にしてただ私たちを見てる。 「とはいえ、気安く触れるのはご遠慮していただきたい。」 しっかりとした文章で話す圭人二感動する私だけど、頭の中はぐちゃぐちゃだ。 「ど、どういう関係なんだ。」 顔を真っ赤にして言う七瀬息子は私たちを指差して言ってきた。 …なんて言うんだろう、猫とか? 「俺の大切な人。」 一瞬いつもの圭人に戻って放たれた言葉に私の胸は高鳴った。