「そんなことを言わないで、さ。」 そう言って私の手を取りエスコートをするこの男。 ……馴れ馴れしい。 そんな私は飲み物をもらって両手に持ち、ガードする。 「僕は七瀬隼人。翠ちゃん、と呼んでもいいかな?」 「こんにちは七瀬さん。どうぞ三上とお呼びください。」 無表情で言う私のこの最悪な態度に早く何処かに行ってくれればいいのに。