挨拶をしていくと、三上グループのご令嬢ということが広まったのか、すごく注目を受ける私。


…七瀬財閥の主催だったよな?
そろそろ挨拶でも始めて早くお開きにして欲しい。


と言ってもまだまだ7時なんだけれど。


「こんにちは。君、三上グループのところなんだって?すごく可愛いね、僕とお話ししようよ。」

…はぁあ。

「こんにちは。申し訳ありませんが、挨拶が残っていますので。」

ありがたくない同年代くらいの男のお誘い。

がんばって口を聞くのは三上グループに泥をつけないため。

普段なら無視だ、無視!