「どうしたの?」


「今日は我慢する。だから俺だけにしか見せたらだめ。」

耳元でささやかれる甘いセリフに緊張した心は溶けて。

…ずるいよ


「ん、圭人だけ。」



微笑んでいえば、安心したような顔をした。