猫を離せない総長さんの話Ⅰ



『翠、私信じてるからね!』

『え、うん?』

その頃からよく夏帆がこういうようになって。
その時は意味がわからなかったけど、後から知ることになった。


ある日、私は勇太に呼ばれて何の不信感も持たず家に行った。

よくあったことだし、完全に私の中では友達だったからな。