猫を離せない総長さんの話Ⅰ




全然気づかなかったんだけど、今考えるとああそうねって感じ。

勇太に猛アタックする夏帆は全く振り向いてもらえなくて。あたりまえ、勇太はなぜか私のことが大好きだった。


ある時夏帆はいった、

「私勇太が好き!応援してね!頑張るから!」

私は別に勇太は友達としてだったから喜んでOKしたわ。

でも勇太は私しか見てなかった。
私がそうじゃないこともわかってたのよね。