猫を離せない総長さんの話Ⅰ




この頃俺は翠がいないとダメになってしまったようで、用事、とか言ってたまにいなくなるたびに物足りなく不機嫌になる自分。


のくせに帰ってきて顔を見るとなんか知らないけど胸が動揺して幸せで。


触れている時の俺の満たされようと言ったら。

「最近よく表情を動かすな、翠ちゃんのおかげかな?」

とニヤニヤする水城にイラつきながらも、自分でも認める。


あぁー、はやく帰って翠に触って翠のケーキ食べたい。