猫を離せない総長さんの話Ⅰ



やっぱりくるんじゃなかった。

「おまえ、転校してきた時、俺を誘ったよな?」

だから何よ。

まだ変装してた時の話じゃない。

「喜んで引き受けるけど?」


だんだん近づいてくるいけちゃらに壁まで追い詰められて、壁どん。


圭人の時と違って、激しい嫌悪感と公開が私の中で渦巻く。