猫を離せない総長さんの話Ⅰ




「…誰こいつ」

「……ほらあの転校生の」


…誰?

「……ん………?」


人の気配と話し声で意識が浮上した私はゆっくりと目を開けた。


「は、はじめまして♡」

3人の男に覗き込まれてた私はすかさず笑顔を作る。


ここまでキャラが定着した私を褒めて欲しい。


「やっぱり。こいつ、三上翠じゃん、噂の。」


侮蔑を含んだ声音で藍色の髪のやつがいう。


私は起き上がって、くぁーーっと伸びをする。
この状況をどう乗り切るか考えながら。