同居してるなんてばれたらお陀仏だ。 思ってることを満足に伝えることもできずに満身創痍だろう。 何度起こしても起きない圭人。 …低血圧なのかしら、と思いながら強めに叩く。 「…遅刻するなら私いかないから。」 そうボソッとつぶやくと不機嫌そうに目を開けた奴。 「起きてるなら目、開けなさいよ」 起き上がったのを見計らっておでこをぴぃんっと弾いた。 「……っいてぇ」