カサカサという物音で眠りから浮上した。 うっすら目を開けると、テーブルのソファがない側に座り込んで洗濯物をたたむ圭人の姿が。 「おかえり。」 「ただいま。」 はにかみながらそういう圭人。 なんというか、母性本能をくすぐる感じ。 ほっとけない気持ちになる、うん。 時計を見ると7時を回っていた。 ごはん…今からだと遅くなるなぁ… 「ごめん、ご飯作らなきゃ」 「今日はいい、適当に買ってきたからそれ食べろ。」