猫を離せない総長さんの話Ⅰ



水城のめんどく再質問責めに適当に答えてると


「けーと、洗濯しといた、けど服脱ぎっぱなし、だらしないって…電話中、ごめん…」

電話中と気づくと申し訳なさそうにする翠の元に近づいて頭を撫でてやる。

「いい、水城だし。ってか服悪い。」

『いい、じゃねぇよ!ってかお前女といるの?』

「うるさい。だから猫って。」

『いみわかんねぇよ』

「じゃあいい。」

察しの悪い野郎だ。
そのまま電話を切るといいの?とでもいいたげな翠の視線。