猫を離せない総長さんの話Ⅰ






というか随分話すようになったな。

いや、初めから無口ではなかったけれど。

感情が見えるようになった。


そういえば、と携帯を取り出すと、水城に

今日はそっちいかない

とメールを送った。

するとすぐに電話がかかってきた。

『おとといも昨日も来てないけど、なんかあったのか?』

「や、別に。猫拾っただけ。」

『は?ってかお目当ての子見つけたの?』

「ん。だから猫な。」

『…相変わらず意味わかんねぇな。』