猫を離せない総長さんの話Ⅰ



ふぅん。
おれが183センチだから15センチさくらいか。

「ってか、話をそらすな!」

「…まぁたしかに、おまえ、十分成長してるもんな。」

頭の上から胸元を指差すと

「お前はいつもいつも、なんでそうなんだ!」

俺の手をパシッとはたいて洗面台の方へ歩いて行ってしまった。


ほんとに。

「いじりがいのある猫。」