「そろそろ離して、窮屈。」 そう言うとしぶしぶはなす圭人。 起き上がって立とうとすると、圭人からの視線を感じた。 「なに。」 圭人もゆっくり起き上がると 「よしよしよし」 とあたまをかきなでられる。 謎の行動に戸惑っていると 「おて。」 と謎の要求を受けた私。 私多分、人として見られてないんだわ。 「それ、犬だけれど。」 「んじゃ、にゃー。」 「言わないってば。」