翠side おもむろに立ち上がったと思えば私の髪を乾かし出す圭人。 ペットをお世話状態じゃないか、と思うと少し複雑だったが、乾かしてもらう独特の心地よさに身を任せる。 「かして。」 一通り乾かし終わってドライヤーを片付けようとする圭人からそれを奪って、お返しに乾かす。 まだ濡れそぼった白金の髪はどう手入れしているのか痛みはなく、丁寧にドライヤーを当てた。