猫を離せない総長さんの話Ⅰ



「…猫ちゃんの裸みれたからいーや。」

猫なんかの存在で乱されるのが悔しくて、内心ドッキドキなのを見せかけず不敵に笑って見せる。

いわゆる痩せ我慢。


「〜〜〜っ!あれは裸じゃないぞ!馬鹿者!」

それこそ逆毛を立てて威嚇する猫のような翠を尻目に風呂。とだけ言って風呂場に向かった。


真っ赤になった猫は嫌がらせにぶどうジュースを全部のんでやろうと思ったけど、冷蔵庫の中を見て辞めることにした。


お互い、知り合ってから自分こんなやつだったか?と思うことが多くなったことだった…